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ABOUT

団体の目的

 現代日本では様々な性のあり方が顕在化しています。女性の社会進出をはじめとして、男性の家事育児への参画、性教育と性暴力対策、性的マイノリティの存在など性は様々な可能性を秘めていると言えます。

 

 従来、性は恥ずかしいもの、隠すべきものとされ、マイノリティであろうとマジョリティであろうとその真面目な議論が市民の間に広まることはなかったと思います。学校教育の場でも誤解や偏見から性教育は極めて不十分な取り組みしかされていませんし、社会全体でも女性や性的マイノリティへの差別・暴力が横行しています。男性自身の生活ももはや十分ではありません。

 

 このような現状に対してはいくつかの分野ですでに取り組みがなされていますが、概ねマジョリティである異性愛者の課題と性的マイノリティの課題は別々に取り組まれてきました。私たちも当初は性的マイノリティに限定した取り組みを進めるつもりでしたが、性的な抑圧を受けているのはマジョリティも同じであるとの認識に至り、異性愛の女性や男性の課題と性的マイノリティの課題を同時に扱うという方針を打ち立てるに至りました。

 

 そこで私たちは故郷である埼玉県とその県民の性の健康や多様性が尊重されるよう心から願い、「レインボーネット埼玉」という団体を始めたいと思います。レインボーとは本来は性の多様性のシンボルですが、私たちはそこにマジョリティとマイノリティの区別は付けず、あらゆる性の尊重のシンボルであると規定します。お互いの違いを尊重し、同じ県民として地域の発展のために尽くせる人なら誰でも参加できるとします。

 

 活動の内容はピアサポートから政治的な活動まで多岐にわたります。課題も山積みだと思いますが、一日も早く社会の誤解と偏見が解かれ、平和的な知識が普及することを願っています。このような理念に賛同し協力していただける県民や近隣市民は、女性も男性も女性でも男性でもない人も、だれでも歓迎します。皆様のご協力をお待ちしております。

 

代表 吉田昭

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