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さいたま市人権教育推進室と意見交換いたしました。

レインボーネット埼玉は4月30日の文部科学省通達で性同一性障害と性的マイノリティの生徒への各種支援が明文化されたことを受けて、さいたま市の人権教育推進室と意見交換をいたしました。

当方が送った要望書は以下の通りです。

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さいたま市教育長 稲葉康久 様

レインボーネット埼玉

代表 吉田貴昭

学校における「性的マイノリティ」への相談支援強化に関する要望書

 拝啓 初夏の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。私は埼玉県でLGBT(性的マイノリティ)の人権運動を行っております非営利団体「レインボーネット埼玉」の代表の吉田貴昭と申します。

文部科学省は今年4月30日に「性同一性障害に係る児童生徒に対するきめ細かな対応の実施等について」という通知を発表いたしました(別紙参照)。この中では心と体の性別が一致しない性同一性障害の生徒に対して服装やトイレなどを配慮し、教師の認識を正すように通知されております。また今回の通知では新たに「性的マイノリティ」の生徒への相談支援が盛り込まれました。

つきましては、ぜひ、さいたま市におきましても、性同一性障害者および性的マイノリティへの学校における相談支援強化の取り組み推進を図っていただきたく、以下の3点をさせていただきます。

1. 性同一性障害の生徒への配慮の徹底すること。

2. 「性的マイノリティ」の生徒とは性同一性障害および同性愛・両性愛の生徒であることを明確にし、その相談支援に取り組むこと。

3. 養護教諭やスクールカウンセラーなどへの実態調査を行うこと。

1.については文部科学省の多岐にわたる通知を実行するために必要な教師への研修などを徹底していただきたく思います。また2.については「性的マイノリティ」という分類は我が国では通例、性同一性障害および同性愛・両性愛の当事者を指すので、教師に対しては同性愛・両性愛の生徒への支援も行うのだと明確にした上で対応を願いたく思います。3.に関しては教師独自のこれまでの取り組みや知識の普及具合を測るために、当事者団体と協働の上で相談支援に従事する教師への実態調査を要望させていただきます。

つきましては、7月以降に上記要望項目に対するご回答も含めて、ぜひ、担当の方との意見交換の場を持たせていただきたく存じます。よろしくお願いいたします。

敬具

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これに対して担当部署から以下のような回答が寄せられました。

また口頭での意見交換では2の同性愛・両性愛生徒への対応について、研修などにおいてしっかりとその名称を使って対応していくとのお答えをいただきました。

すべてではありませんが当方の要望は受け入れられました。今後ともレインボーネット埼玉はさいたま市においてLGBTの人権を守る活動のために活動していこうと思います。


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